関西に移住 アパート探しの失敗
それはおよそ5年前私が関西に移住した時まで遡ります。
沖縄出身で無知だった私は、「駅近で便利やん!勤務する歯医者にも近いし♪」と思い、あまり物件を見ず内見3件くらいでアパートを決めてしまいます。
ですが新しい生活にうきうきの私に待ち受けていたのは、深夜の貨物列車の音でした。
昼間の電車の音なら我慢できるのですが、深夜の貨物列車の音が気になって眠れないのです。
決して適当に決めた物件ではありませんでした。ちゃんと内見もしたし、立地がすごく良かったんです。
スーパーもコンビニも比較的近いし、なにより職場に近い。いろいろ良いところもあったのですが、
慣れない場所での1人の生活と合わせて毎日の騒音が私のストレスになっていました。
付き合って2か月でほぼ同棲
騒音アパートに住んで2~3か月経ち、私に転機が訪れます。
その時出会った彼(今の旦那)と付き合うことになったのです。
付き合ってしばらくして季節は冬になりました。
そしてまたまた私のアパートの問題が見つかりました。
暖房をつけてもなぜかめちゃくちゃ寒いのです。掛け布団をかけても寒くて震えながら眠っていました。
そんな時、彼氏のマンションに遊びに行くとコタツが出されていました。
沖縄に住んでいてコタツを体験したことない私でしたが、この時からコタツの虜になってしまいました。
彼のマンションから自分のアパートに帰ると余計に寒く感じるようになり、合鍵をもらい、いつしか彼がいない日でも居候するようになってしまいました(笑)
すると彼がもうアパート無駄やん。解約すれば?と言ってきたのです。
確かにほぼ帰っていない家に家賃を払い続けるのは勿体ないと思い、関西に引っ越して半年でアパート解約。
2年契約だったので違約金で30万弱とられましたが、そんなこんなで彼との同棲がスタートしました。
荷物だらけの1K、不便なお風呂
1Kだった彼のアパートは1Kの31m2で彼1人が住むには広いくらいの部屋でした。
ですが私が彼のアパートに転がり込むことになり彼のアパートには大量の荷物が増え、
人間も1人増える事によって、ものすごい狭くなりました。
生活動線以外の空きスペースありません。
ベットの足元側には私の本棚が接していて、本棚は上半分しか使えません。
本棚の向こう側には彼の引き出しがありますが、本棚と接しているせいで、
引き出しが本来持っているはずの『引き出す』という唯一の機能が失われ、
引き出しの天板部分に物を置く事しかできなくなりました。
そして荷物が多いのとは別の問題もありました。
一人暮らし用のマンションにありがちな設備なのかどうか分かりませんが、
彼の住んでるマンションって1日に使えるお湯の量が限られてるんです。
お湯を貯めとくタンクみたいなのが容量80リットルあって、
電気料金の安い深夜の時間帯にお湯を沸かしておいて、次の日使うってやつです。
当然2人で別々に入ると2人目の入浴中にはお湯が水に代わってしまいます。
これはさすがに別々で入るのは厳しいので、シャワーは2人同時に入っていました。
2人同時に入ると、シャワーの奪い合いになります。
1人で入ってる時ってシャワー出してるけど、使ってない状態って結構ありませんか?
2人になるとそれがなく、常にシャワーの水は有効に使われている状態なんです。
ただシャワーの奪い合いが始まるだけです。真冬なんか特にそうです。
でも、シャワーの奪い合いはまだ良い方で1番は彼が仕事行ってる日、
私が夜1人で家にいる時に、仕事で疲れて動く気にならずだらだらテレビを見たり、寝落ちしたりで、
たまに夜中3時とか4時にシャワーを浴びたりしてしまっていたのです。
これの何が問題かというと電気料金の安い深夜の時間帯にお湯を沸かすシステムなのに、
本来沸かすはずの時間帯に使ってしまっていたのです。
そしたら、翌日夜2人でシャワー浴び始めてすぐに水に変わるんです。
寒い~って悲鳴をあげながらも頑張って入りました。
急いで入ったつもりなのに何回かそうゆうことが起こりました。
その時の彼には申し訳なく思います…
要は、一人暮らしをしてた空間に、私と荷物が増えるのはかなり厳しいって事です。
そんな訳で一人暮らしの賃貸から、広い賃貸に引っ越す事を決意しました。
賃貸ではなく購入へ
決心してすぐ2人で不動産に行き、1LDKか2LDKの物件を何件か見て回りました。
条件は、私が電車通勤しやすいようになるべく駅近で、物が多いのでなるべく広い部屋、あとスーパーも近いほうが良い、といろいろ条件を出した結果、
値段が上がり、内見した物件も全然しっくりこなくてその日の内見は終わりました。
アパートに帰り、なかなか厳しいね、気長に探そうかと話していると、
こんな高い初期費用と高い家賃払うなら、家買ったほうがいいんちゃう?という流れに。
いやいや待て、そんな簡単に決めていいんか?
冷静になるために、彼は「反対されると思うけどオカンに電話してみる」と母親に電話をし相談すると、
「家買ってもいいんちゃう?ただ、もし別れたり捨てられてもあんたが一人で払っていけるような額にしときや!」と意外な返答が、、!
その次に私も沖縄の両親に電話し、相談することにしました。
私は彼を2週間前に紹介したばかりで、彼もまだプロポーズも何もしてないし、
同棲しますって挨拶しに来た2週間後に、家買っていいですかって言うたら、まだ早過ぎるやろ!って怒られるに決まってる。といっていましたが、返答は、
「いいんじゃない?家買ったらいっぱいそっちに遊びに行って泊まれるし。」
その返答に彼は驚いていましたが私は予想通りでした。
彼は私の両親に気に入られていたし、私の両親は沖縄の人なのでいざという時も
〝 なんくるないさ~ (どうにかなる)〟という考えなのです。
電話を切り改めて2人で話し合った結果、、
両親からの後押しもあり、アパート探しから家の購入にシフトチェンジしたのでした。
これが私たちが家を建てたキッカケになります。
すごく珍しいパターンだと思います。
結婚してから家を建てる人、子供ができてから家を建てる人、それが一般的に多い思います。
「付き合って間もないから結婚はしないけど、同棲する部屋が狭いから家を建てる人」
思い切って決めたこの選択ですが、それから1年以上家探しや家づくりに翻弄される日々が待っているのです。
Build a house②に続きます …
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